PROJECT
コミュニティまちづくりの実例
越後山のまちづくり
埼玉県和光市にある越後山地区で行われているまちづくりは、「平成研のコミュニティデザイン」をベースにし、まちの基盤となる空間の整備（土地区画整理事業や地区計画）と、家族が幸せになることができる「幸せ絆住宅」の組み合わせで構成されています。
「コミュニティ」に注目したこれらの取り組みを総称して、「越後山でのコミュニティまちづくり」と呼んでいます。
越後山でのコミュニティまちづくりを進めるにあたっては、明確なコンセプトを上げる必要があると考え、平成研のコミュニティデザインに基づく４つのコンセプトを設けました。
この４つのコンセプトをすべての事業・取り組みの基本とし、取り組むうえで迷った時には常にこのコンセプトに照らしています。
真善美あるふるさと景観コミュニティまちづくり
人びとの心にある“ふるさと”には美しい風景があります。いつまでも心に残る印象的な風景です。越後山では、地域に暮らす人びとと、公園や建設が予定されている「クラブハウス」などの地域のシンボルを中心に、石垣、住宅や植栽などにより美しく、かつ生き生きとした景観を創出、形成していくことをコンセプトのひとつに掲げました。
生涯健康・生涯現役のふるさと文化コミュニティまちづくり
子どもから高齢者までが元気に生き生きと暮らし、誰もが地域と関わりながら心も体も健やかに暮らしているのが“ふるさと”です。
生涯健康・生涯現役に生きるための基本は健康にあり、その健康のもとは食にあると考えています。
越後山では、柿酢、味噌や梅の加工品などの地域に根ざしたスローフードを実践します。また、地域の皆さんの活躍の場、世代間の交流や子どもの個性・創造性を育むような活動を行う場づくりに取り組み、新たな文化の創造を目指します。
家族が、地域が繁栄するふるさと農コミュニティまちづくり
越後山では、昔から畑が広がり、豊かな作物が収穫されてきました。
この環境を残し、活かして、地域産業である農業や農家が繁栄し続けることを目指します。農家の繁栄のために、農家の後継者問題への対応や事業収益の向上を図ります。また、定期的に開催するマルシェなどで農家と住民が交流することを通して、地域が繁栄する取り組みを検討し、展開します。
安心安全、地域をサポートふるさと管理コミュニティまちづくり
子どもたちが思いっきり遊び、高齢者はゆっくり散歩できる・・・このように誰もが安心して暮らせることは、どのような地域においても大切です。
越後山では、パトロールや清掃などの地域活動に加え、ポケットパークによる井戸端会議や見守りなど、日々のコミュニティ活動を充実させることを通じて、安心・安全なまちづくりに取り組みます。
